SATOMI AOKI
- DV未然防止教育実践者(アウェアデートDV防止プログラムファシリテーター)
- 国家資格キャリアコンサルタント
コロナ禍の2年間でDVハラスメント未然防止講座受講者1,000名以上。幅広い年代のキャリア支援に3年間で累計7,200 件。会社内の人間関係に悩んだ方の再就職支援実績 年間200件以上。
DVの構造を理解すれば、いじめや虐待、ハラスメントの発生する構造の理解につながります。講座を通して一番私が伝えたいことは対等で平等でお互いに尊重し合う人間関係の作り方です。支配ー被支配の関係性であるDV。DVの発生する大きな要因の1つはジェンダー(社会的文化的に作られる性別役割)の期待や縛りです。「男なんだから」「女なんだから」を相手におしつけることで、DVが発生します。ジェンダーの思い込みや偏見を自分事として考え、気づいていただける講座を提供しています。ジェンダー平等で誰もが幸せに生きる社会を実現させるために活動しています。
アウェアFネット所属 https://aware-fnet.com/
代表の人生ストーリー
父から暴力をふるわれる母を守れなかった悔しさを感じ心の傷を負う。
両親が別居してくれたおかげで直接的に暴力を目にすることから逃れることができた。
小学校6年生の時に自分の名前が変わりクラスのみんなに両親が離婚したことが伝わる。しかし家庭内で暴力が起きていたことを誰にも言うことはなく、みんなに心配をかけないようにふるまう。
おとなしく笑顔が少ない自分に、中学校の英語の先生が暗唱大会に挑戦することを勧める。練習に励み結果を残し副賞としてアメリカでホームステイを経験。努力をすれば人生の道が開けることを体感。練習のときに『True Colors』(シンディ・ローパー)という名曲と“I Am I Can I Will”という詩に出会ったことで、ありのままの自分として生きることや自分を大切にすることを学ぶ。
経済的理由で大学進学をあきらめ、公務員試験に挑戦。あきらめずチャレンジし晴れて市役所職員に。自分が社会に貢献できるやりがいを感じる。
ジェンダーに基づく暴力を経験
電車内での痴漢、本屋での盗撮、食事の席でのセクシュアルハラスメント、交際相手からのデートDV、女性であることで蔑視されるなど女性が被害にあいやすいジェンダーに基づく暴力を複数経験。
虐待や暴力を学ぶ人権研修でパニック障害を発症。これまでの暴力などの被害経験が影響し体調を崩すも当時は原因がわからず苦しむ。自信をなくし仕事で自分の能力が十分発揮できず、現在の生活と自分のキャリアを見つめ直し離職を決意。
学び落としに励む
地元で短時間で働きながら、アンガーマネジメント、アサーティブコミュニケーション、発達障害、メンタルヘルス、ジェンダー、DVなど知識を学び続ける。特にジェンダーについての学び落としとジェンダーに基づく暴力を構造的に学ぶ。
コロナ禍で多くの離職者の方のキャリア支援に携わる。ハラスメント被害にあった方、自信が持てない方の就職支援に尽力。そのほか多くの方の就職支援に携わる。
デートDV防止講座(DV未然防止講座)を実施
本業の傍らDVと児童虐待を防止するために若者向けのデートDV予防講座を県内の学校に提供。そのほか市主催の人権講座や企業のハラスメント防止講座等にも登壇。DVに関する講座はジェンダーを軸としたわかりやすい講座として多くの方から支持され約2年間で1,000名以上の方に提供。
執筆活動や全国規模であるアウェアFネット、人権団体など活動の幅を広げ暴力防止とジェンダー平等な社会に向けて活動中。